引っ越しの日が近づいてくると、
「何から動けばいいんだっけ?」
「このタイミングでやることは?」
と、不安になりやすいものです。
私自身も、家事や育児と並行しながら準備をしてきたので、その気持ちはよくわかります。
ただ、引っ越し作業は 時系列で整理するだけで一気にラク になります。
こういった「いつ・何をするか」の目安があるだけで、当日まで落ち着いて過ごせます。
ぜひ、あなたの引っ越し準備に役立てていただけたら嬉しいです。
引っ越しの段取りは時系列で整理すると進めやすい
引っ越し準備は、「どこから手をつければいいのかな……」と迷いやすい作業のひとつです。
大まかに、1か月前・2週間前・1週間前・前日・当日という流れを意識しておくと、
「今はここまでできていれば大丈夫」と考えやすくなります。
ここでは、そのステップごとに、無理なく進めるためのポイントをお伝えしていきますね。
1か月前にやること|見積もりと業者選び
引っ越しの準備は、1か月前の“見積もり”と“業者選び”から始めるのが理想です。
このタイミングで動いておくと 料金が抑えられたり、希望の日程を確保しやすくなったり と、メリットも多いんですよ。
まずは、気になる引っ越し業者を 2〜3社ほど ピックアップして、見積もりを取ってみてください。
最近はネットで“ざっくり金額”を出してくれるサービスが増えていて、忙しい時期でもサッと比較できて便利です。
ただし、正式に依頼する前の 訪問見積もり では、次のポイントは確認しておきましょうね。
業者さんによって見積もり内容は少しずつ違います。
私自身も比較したことで、段ボールの支給数や家電まわりの費用が会社ごとに意外と差があることに気づけました。
引っ越し準備の中でも、ここはまだ時間に余裕を持って決めやすい部分です。
早めに整えておくと、その後の荷造りも進めやすくなりますよ。
2週間前にやること|荷造りを始める準備
引っ越しの2週間前になったら、いよいよ荷造りのスタートです。
とはいえ、いきなり全ての部屋に手をつけると、どこも中途半端になって散らかりやすくなってしまいます。
この時期は 「使っていない場所からまとめる」 ことを意識してみてください。家の中が散らかりにくく、気持ちの負担も少なく進められます。
上記のものを中心に少しずつ減らしていくと、家の中の見通しがよくなっていきます。
また、この段階で段ボールに「置き場所の目安」を書いておくのもおススメです。
「キッチン」「リビング」「こども部屋」など、行き先を書いておくだけで、業者さんがそのまま新居の所定の場所に運んでくれるので、後片づけが格段にラクになります。
2週間前は、無理に全部を片づけなくても大丈夫。
“使わないものから減らす”という感覚で、少しずつ進めておくだけで、後半の負担がぐっと軽くなりますよ。
1週間前にやること|生活用品を集中的に整理する
引っ越しの1週間前になると、いよいよ毎日の生活と並行しての荷造りが始まります。
この時期は、“使うもの”と“もう使わないもの”が入り混じっているため、順番を決めて進めることがとても大切です。
特にキッチン・衣類・書類のように、普段からよく使う物は片づけるタイミングを迷ってしまいますよね。
この1週間のポイントは、必要な物を残しつつ、少しずつ生活スペースを整えていくことになります。
ここでは、「どの順番でまとめると負担が少ないか」を、経験も交えながら整理していきますね。
キッチンや衣類・書類を順番に片づける
毎日の生活を続けながら進める時期なので、「よく使う物ほど最後に回す」のがコツです。
まずは、キッチンのストック品や予備の食器から。
常備している調味料や乾物、普段あまり使わない鍋などを先にまとめておきましょうね。
衣類は、「今着る物」と「しばらく着ない物」に分けるだけでも、かなりスッキリします。
家族がいる場合は、1人1箱の“直前ボックス” をつくると便利です。
忘れがちなのが、書類の整理です。
学校・医療・契約関係などの大事な書類はひとまとめにして、当日バッグに入れる分は別に分けておくと安心です。
生活しながらの荷造りは大変に感じますが、順番を決めて少しずつ進めていけば大丈夫。
「今日はキッチンのここだけ」「今日は衣類だけ」と区切って進めていきましょう。
粗大ゴミと不用品を最終的に処分する
1週間前になると、「持っていく?手放す?」が判断しやすくなります。
小さな不用品は紙袋にまとめるだけでも作業が進みます。
前日にやること|当日の動きがラクになる準備
引っ越しの前日は、荷造りというよりも 「明日をスムーズに迎えるための準備」 に集中する日です。
冷蔵庫の電源を切るタイミングや、当日に持ち歩くバッグの準備、
“うっかり忘れやすいけれど大事なこと” がいくつかあります。これらをきちんと確認しておきましょうね。
ここからは、実際の引っ越しで役に立った「前日にやっておくと安心な準備」を、順番にわかりやすくまとめていきますね。
冷蔵庫の電源を切って中を空にする
冷蔵庫は毎日使う家電なので、ついギリギリまで中身が残りがちです。
でも、引っ越し当日には運搬のため電源を切る必要があるので、前日までに中身を空にしておきましょう。
電源を切るときは、取扱説明書を確認して、霜取りが必要かどうかもチェックしておくと安心です。
霜取りタイプの場合は、氷が溶けるまで時間がかかることもあります。
水漏れが心配なときは、タオルやバスタオルを足元に敷いておくといいですよ。
この作業は当日では間に合わないこともあるので、「前日にやることリスト」に入れておくと安心です。
当日に持ち歩くバッグを用意する
引っ越し当日は、家の中も新居もバタバタとしがちです。
そんな中で探し物が増えてしまわないように、「ずっと手元に置いておきたい物」だけを入れたバッグを前日に用意しておきましょう。
- 財布・通帳・身分証明書などの貴重品
- 契約関係や医療などのすぐに取り出したい書類
- スマホ・充電器・モバイルバッテリー
- タオル・ティッシュ・ウェットシート
- 常備薬や身の回りの細かなアイテム
- 子どもがいる場合は、飲み物や着替え、好きなおもちゃ
これらは段ボールに入れてしまうと、必要なときにすぐ取り出せず困ってしまうことが多いです。
ひとつのバッグにまとめておくことで、「あれはどこ?」と探す時間がぐっと減ります。
両手があくように、肩から掛けられるタイプのバッグを選んでおくと、搬出・搬入の立ち会いもしやすくて安心ですよ。
引っ越し当日の流れを把握してスムーズに動く
引っ越し当日は、短い時間の中で荷物が一気に動くため、どうしても慌ただしく感じやすいものです。
搬出と搬入では確認することが少し違いますし、家族がいる場合は声かけのタイミングも大切になります。
あらかじめ「どんな順番で作業が進むのか」を知っておくだけで、トラブルを防げるだけでなく、作業員さんとのやり取りも落ち着いてできるようになりますよ。
ここでは、当日の流れをイメージしやすいように整理していきます。
前の部屋での搬出の進め方と立ち会いポイント
引っ越し当日の朝はどうしてもバタバタしますが、流れを知っておくだけでも安心感が違います。
まずは、玄関からトラックまでの動線を確保しておきましょう。
段ボールを一度廊下側に寄せておく、玄関まわりを広くしておくなど、小さな工夫で作業がスムーズになります。
掃除道具や履き替えのスリッパは最後まで使うので、邪魔にならない場所にひとまとめにしておくと便利です。
搬出が始まったら、業者さんがどの部屋から運んでいるかを確認しながら、「残っている物がないか」を一緒にチェックしていきます。
特に見落としやすいのは、次のような場所です。
- 洗面所の細かい物
- ベランダまわり
- 収納の奥の小物
また、家電や大型家具を運び出すときは、壁や床に傷がつかないよう配慮してくれますが、気になるところがあれば遠慮なく伝えて大丈夫です。
作業スタッフの方も、事前に声をかけてもらえるほうが安心して運べるはずです。
すべての荷物が出た後は、部屋をひと通り見回して、忘れ物がないか最終チェックをします。
照明の取り外し忘れや、収納の上段など、普段あまり目にしない場所も、このときにしっかり確認しておきましょう。
前の部屋での搬出は、見た目以上に「確認の積み重ね」が大事な場面です。
流れを知っておくだけで、落ち着いて立ち会うことができますよ。
新居での搬入と荷物配置のコツ
新居での搬入作業は、搬出作業よりもさらに慌ただしく感じることが多い場面です。
次々と荷物が運び込まれてくるので、最初に「置き場所の目安」を決めておくことが大きな助けになります。
業者さんに、玄関から近い順に「リビング」「キッチン」「寝室」など、主要な部屋を伝えられるようにしておきましょう。
段ボールに部屋名を書いておけば、そのまま各部屋に運んでもらえるので、あとで自分で運び直す手間が減ります。
大型家具の配置は、搬入前に軽くシミュレーションしておくとスムーズです。
これくらいのイメージをしておくだけでも、当日に「どこに置きますか?」と聞かれたときに慌てずに済みます。
新居での搬入は、体力も気力も使う時間ですが、置き場所の目安と家具の向きを先に決めておくだけで、驚くほど落ち着いて進められます。
完璧でなくて大丈夫なので、「暮らしながら少しずつ整えていく」くらいの気持ちで進めていきましょう。
段取りで起きやすい失敗とその防ぎ方
引っ越しの準備は、順調に見えていても「ここでつまずきやすい」というポイントがいくつかあります。
私自身も、過去の引っ越しで「思ったより作業が増えてしまった」「荷造りが進まない」という経験をして、段取りの大切さを痛感しました。
でも、その多くは、「よくある原因」を知っておくことで防げるものです。
心の余裕を持って準備を進めるために、よくあるつまずきポイントと、その対処法を押さえておきましょう。
作業が増えてしまう原因を知る
引っ越し準備でありがちなのが、「片づけ」と「見直し」を同時にやってしまうことです。
荷造りをしながら不要な物を選別しようとすると、どうしても作業が分散してしまい、気づけば棚の中身を全部出してしまった……ということになりがちです。
最初から、
「今日は箱に入れるだけ」
「見直しや処分は別の日にする」
と決めておくと、迷いが減って作業がスムーズに進みます。
また、生活用品を早く片づけすぎてしまうことも、作業が増える原因のひとつです。
普段よく使う物まで段ボールに入れてしまうと、結局また取り出すことになり、荷物が行ったり来たりしてしまいます。
1週間前の段階では、「使っていない物だけ」を先にまとめて、直前まで使う物は別に分けておくと安心です。
家族がいる場合は、「誰がどこを担当するか」が曖昧なまま進めてしまうことでも作業が増えます。
担当を決めずに進めると、同じ場所を何度も開けたり、片づけた物が元に戻ってしまったり……ということになりやすいからです。
引っ越しはバタバタしがちですが、原因が分かれば対処もできます。
「今日はこの部屋のここまで」と、小さく区切りながら進めるだけでも、全体の負担が軽くなりますよ。
荷造りが間に合わないときの応急対処
引っ越し前日になって、「まだ終わっていない場所がある……」と焦ってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、すべてを完璧に片づけようとするのではなく、「残しても困らない物」と「当日困る物」を分けるところから始めてみてください。
当日まで必ず使う物は、歯ブラシ・タオル・充電器・最低限の食器など、ひとつのカゴやバッグにまとめて、段ボールには入れないようにします。
まだ片づいていない場所は、細かく分類するのではなく、ざっくりとカテゴリーで分ける方法もおすすめです。
というように、「後で落ち着いて整理できる形」をつくってしまえば十分です。
どうしても手が回らない場合は、業者さんに「当日梱包サービス」があるかどうかを確認してみるのも一つの方法です。
追加料金はかかりますが、生活感の強い場所を短時間で片づけてもらえるので、体力や時間の節約になります。
荷造りは、完璧を目指すと終わりが見えなくなってしまいます。
「困らないようにまとめておく」ことを優先するだけでも、当日のバタつきをかなり減らせますよ。
段取りは“逆算”するとラクになる
引っ越し準備は、「やることが多い」と感じてしまいがちですが、“逆算”の考え方を取り入れるだけで、驚くほどラクになります。
当日から逆にたどっていくと、
「前日までに冷蔵庫を空にしておく」
「1週間前までに生活用品の整理を終える」
「2週間前からは使わない物を先にまとめておく」
といったように、「このタイミングでここまでできていればOK」という目安が見えてきます。
逆算して段取りを立てるメリットは、作業を前倒しできることだけではありません。
心の余裕が生まれることで、急な予定変更があっても落ち着いて対応できるようになりますし、家族とも動きを共有しやすくなります。
「自分だけが抱え込んでいる」という感覚が減るのも、大きなポイントだと思います。
私自身、これまで何度か引っ越しをしてきましたが、逆算の意識を持つようになってからは、「あれもこれも」と焦る場面がぐっと減りました。
段取りが整っているだけで、当日を迎えるときの気持ちがとても軽くなるんです。
あなたの引っ越しも、今日決めた“小さな区切り”の積み重ねで、きっとスムーズに進んでいきます。
完璧でなくても大丈夫。
無理のないペースで、できるところから少しずつ整えていきましょう。
この記事が、あなたの新しい暮らしへの一歩を、やさしく後押しできますように。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この記事があなたの引っ越しのお役にたてれば嬉しいです。
新しいお部屋での暮らしが、少しでも心地よいものになりますように。

